AliceNightmare
！超オススメ！
【タイトル】AliceNightmare
【配布サイト様】.aihen
ソフト概要
ジャンル ：鬱及び猟奇的展開あり女性向け恋愛（？）SLG
プレイ人数 ：１人
年齢制限 ：全年齢対象
配布形式 ：ネットでのDLによる無料配布
スチル枚数 ：28枚（差分含まず）
総ED数 ：12ルート（1ルート約90分）
使用作成ツール：LiveMaker
その他ATTENTIONに注意書きあり。
| ストーリー 十九世紀英国ロンドン。 青と緑、異なる瞳の色を持つ伯爵家の令嬢アリス・シャロットは、 双子の妹アリス・イヴリンと共に、 父伯爵から不義の子と思われ、疎まれていた。 妹のアリス・イヴリンだけが、実父から毎夜虐待を受けることに、 姉は心を痛める。 残酷な日々をすごしつつも、 自分達に辛苦を与え続ける父と、狂気に囚われた母を愛する娘。 だが、伯爵家に住まう他の人々の目には、 アリス・イヴリンの姿は映っていなかった。 ──ふたりのアリスが紡ぐ、残酷な物語。 |
前置きとして虐待の表現などがありますので、重々ご注意下さい。
暗いお話が苦手な方もプレイを避けた方がいいかもしれません。
女性向けとありますが、恋愛ゲームというよりはストーリーを楽しむことがメインなゲームだと思います。
最初から一貫した原因と現状に対し、どう動くかと言った感じでした。
そのためストーリー中にそこまで予想外な一転はなかったかな？
一部のEDではとても驚愕する流れもありました（笑
それにしてもボリュームもクオリティもとても高い作品でした。
強いて言うなら、最初に折角新しい主が招かれたので、
毎ルートでその主にちょっと触れて欲しかった気もしますね。
でも本当にストーリーが凝っているというか、斬新と言うのか。
今までプレイしたことのないジャンルだったので、
先をプレイするのが楽しみでした。
システム面は不具合ありませんでした。
イラストは綺麗です。
スチルも美しい！
メイドや客人など、脇役にもちゃんと顔が準備されていて、
こだわりの完成度の高さが伺えます。
難易度は結構難しかったと思います。
配布サイト様がブログで攻略情報を載せていますので、
頼るのが良いと思います。
キャラは一人一人語らせて貰います。
（ネタバレのため反転有り）
アリス･シャロット/アリス・イヴリン。
シャロットは本当にとても純粋な子で、
憎しみや恨みといった負の感情を全く知らないのでは、って思う子でした。
それもイヴリンの存在故なんですよね。
イヴリンの性格はやはり悪いものなんでしょうが、
結局は元々これもシャロットの一部なはず。
と考えると……虐待される前のシャロットはなかなか黒そう（笑
正直一番驚いたのがイヴリンのEDの方で、
中身がイヴリンになった時のシャロットの縦横無尽っぷりには感激しました。
そして押されまくるアルバートやお兄様が可愛すぎた。
純粋なシャロットを愛でていた二人が、
イヴリンにたじたじにされる様はもう……萌えますよね？←
クリストファー。
頼れるお兄様。
のはずが、EDに近づくにつれぼろぼろに……
肉体的に一番辛かったのはシャロットかもしれませんが、
精神的にぼろっぼろだったのはお兄様かもしれませんね。
とは言え一部のEDを除いてお兄様はほぼ自殺ED。
自分の物にならないのならもう知らねえええ！な、
予想外に懐が広くないお兄様でした。
とは言え毎度毎度死ぬ時に、
涙流しつつシャロットに告白（ただし一人で）する様を見ていると、
幸薄い人なんだなって何か可哀想になります。
とは言えマリアに厳しく当たったりと、本当にシャロット一筋すぎる。
これは心優しいんじゃなくてただのヤンデレですよね！
シスコンお兄様大好きです。
アルバート。
頼れる執事。
最初から結構優しげに笑顔振りまく人だなと思ったんですけど、
それが実はシャロット専用だと知ってニヤってしました。
良いですね、特別扱い。
アルバート可愛いです、一番好きです。
しかもお嬢様が相手になると弱すぎて、
かなりたじたじしてるところがとても好きでした。
守るところはちゃんと守ってくれる。
そんな彼だからこそ、虐待を止められなかったのが辛いですね。
ストーリー中に旦那様よりお嬢様！みたいな発言してたんですが、
そう思うならどうして止めてやれなかったのか……。
結局家が大事なのか…うーん……。
この主が全て正しい、の時代のせいもあったかもしれませんが、
本当に何もできなかったのか、と問いたい。
やっぱり行動を起こした分、お兄様の方が愛が強かったと思います。
クライド。
へたれっぽい天才青年。
彼のバッドEDが一番辛かった……シャロット死んじゃうなんて……。
でも彼は青年ってより少年だったんですね。
７年後の彼を見たらガタイが良くなっててびっくり（笑
個人的には少年の方がよかったです←←
なんかアルバートやお兄様の影に隠れて頼りないオーラ凄かったですけど、
パーティーで守ってくれたりと腕力はなくても身は張れる！
ってタイプみたいで、可愛かったです。
オスカー。
頑張るお医者様。
何故か彼は私の中でとても存在が薄かったです（笑
結構こまめに出てきては話をしていたり、
一番重要なことを言ってたりするんですが、
何故か私の中では脇役状態に（笑
とは言え彼の過去に関しては、責める気には一切なれませんよね。
生きたいと言ってる人を殺すのが犯罪ならば、
死にたいと思ってる人を生かすのもまた……
って思ってしまいます。
それでもやっぱり命を奪うのは犯罪なんですよね。
医者という職業ゆえに沢山の死と向かい合って、
彼は沢山悩み続けたんじゃないでしょうか。
その末にシャロットという新しい壁に当たり……
これを乗り越えた先生はきっと超逞しくなります（笑
